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はじめに ここ数年、情報教育を担当している関係でインターネットに接する機会が多く、以前に比べ理科教育に大変有効なコンテンツが充実してきていると実感しています。そのうち、世界各地の研究機関が公開しているデータベースは大変貴重なデータの宝庫であり、有効なデータが無料で利用できるものがあります。
2000年の夏、私はバイオインフォマティックス協会主催の一般向け講習会に参加し操作手順やファイルの入手方法について知ることができました。この成果は、法政大学女子高校の紀要と神奈川県生物教育研究会の研究発表会で報告しました。この機会に、たくさんの方の参考になればとホームページに仕上げ公開することにしました。
ここに紹介する３Ｄのフリーソフトは、「目に見えない分子の立体構造」をいとも簡単に視覚化し、その画像を操作により回転させるたりできので、分子の立体的な理解を促すことが可能です。生体高分子物質の引き起こす生命現象の巧妙さには驚くばかりですが、各タンパク質特有の性質や機能がタンパク質分子の立体構造と関係が深いことを模式図的な理解ではなく、現実により近い形で理解させることも容易でしょう。私もはじめて体験し操作した時には、とても感激しました。生徒用のパソコンに、３Ｄソフトや学習する分子のデータを配布して生徒自身の手で操作させれば、生徒は興味深く取り組め、高分子の立体構造の理解を容易に深めることができることは間違いないでしょう｡ぜひ、生物の授業に利用してほしいと思います。解説を読んでも、「ちょっと難しそう．．」とためらっている方、まずは、気軽に経験してみることと思います。ご連絡下されば圧縮したプログラムファイルとサンプルデータを添付ファイルにしてお送りします。合計220KB程度です。「RasMolのプログラムファイルとサンプルデータの申し込み」という題名のメールで請求して下さい。
注意 ： このホームページ上の参考画像は、あくまで「画像例」で、回転したりできません。また、実際に表示されるイメージを表現するために「閉じるボタン」が画像中に表示されている場合がありますが、それは画像の一部であることにご注意下さい。(右上の画像は、ガン抑制遺伝子p53のDNA結合型の画像）